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目の異常・ドライアイ・目の疲れ・眩しい・目やに・白内障・緑内障・飛蚊症

目の異常と一口に言っても、2通りのケースが考えられます。1つは目の病気が原因となっている場合で、「目がかすむ」や「一部によく見えないところがある」「歪んで見える」など、見え方に異常があるケースです。もう一方は、「目がかゆい」「瞼が腫れる」「目が痛い」といった、眼球自体に異常が見られるケースで、目以外の内科的な疾患が隠れている事も考えられます。いずれも重篤化する前に、検査をする事が大切です。

目の診療は、前眼部と眼底の2つの部位に分けて行われます。前眼部とは、眼瞼や角膜、結膜、及び虹彩、水晶体などで目の表側にある器官です。一方の眼底は、網膜や視神経乳頭といった部位になります。前眼部と眼底の状態を調べる為に、通常、眼科では4種類の検査を行う事となります。近視、遠視、乱視などを見極める視力検査、眼球内の圧を調べる眼圧検査、細隙灯(さいげきとう)という細い光を目に入れて、水晶体の厚み、水晶体と角膜の距離などを測定する細隙灯顕微鏡検査、目薬をさして瞳孔を大きく開かせ、目の中を観察する眼底検査の4種類です。眼底検査は、眼底出血や網膜剥離、緑内障や加齢黄斑変性症といった目の病気だけでなく、動脈硬化や糖尿病などの疾患の発見にもつながる検査です。

目の乾燥感や異物感といった症状に特徴のあるドライアイですが、涙自体の産生が減少する「涙液分泌不全型」と、涙が乾きやすい「蒸発亢進型」とに分けられています。パソコンやスマホなどを長時間見続けるによって発症しやすい、現代社会を象徴するような目の疾患と言えるでしょう。その患者数は、1,000万人から2,000万人とも言われます。

部屋の湿度を適度に保つ事、エアコンの風を直接浴びないようにする事に気を付けながら、ドライアイ用の点眼液を処方してもらうのが一つの対処方法です。それでも改善されない場合、涙の出口を涙点プラグで塞ぐ、という処置がなされる場合もあります。

目の疲れは、眼精疲労とも呼ばれ、目の痛みやかすみ、充血、肩こり、頭痛などの症状を示しますが、目を酷使することや目の乾きによって生じるものです。目の酷使とは、パソコンなどのディスプレイと長時間向き合い、画面を凝視している状態が続く事、度の合わないメガネやコンタクト・レンズを使用し続ける事、などが例として挙げられます。このような場合、瞬きの回数が減り、それに連れて涙の出る量も減って、目の疲れを引き起こします。

人間は物を見る時に、レンズの役目をする水晶体を、毛様体筋という筋肉で調節しながらピントを合わせています。目を酷使すると、この毛様体筋をずっと緊張させている事になり、目の疲れの原因となります。目が乾いている時も同じ事が起こります。目の表面は涙で覆われていれば滑らかですが、乾いているとデコボコになります。この時、毛様体筋はピントを合わせる為に負担を強いられて、目の疲れにつながるのです。

疲れ目のケアとしては、長時間画面を見る時は、1時間に5-10分ほどの休憩を入れる、疲れが溜まったと感じたら蒸しタオルで目を温める、メガネやコンタクトは定期的な検査をして、目に合っているか確認して使用する、などの点に心掛けると良いでしょう。

眩しさを感じる目の病気は何種類か挙げる事ができます。代表的なものは白内障です。白内障は水晶体が濁る疾患ですから、光が散乱します。太陽が眩しい、夜間走行中の車のヘッドライトが眩しい、といった症状を呈するようになります。目の前に霧がかかったように霞んで見える点に特徴があります。点状表層角膜炎も眩しく見える疾患です。角膜の表面にできた細かい傷が原因です。角膜ヘルペスも、眩しい、涙が出る、目が痛い、といった症状を示します。体内に潜んでいたヘルペスウィルスの再発によるものです。

流行性角結膜炎は、アデノウィルスの感染による病気です。眩しいという症状以外に、涙やサラサラした目やに、といった症状が現れます。電気性眼炎という病気も、眩しさを感じます。海やスキー場などの紫外線の強い場所で、長時間、紫外線を浴びたり、電気溶接作業などで角膜に傷が付いたりして発症します。結膜の充血や涙といった症状も同時に現れます。

それぞれ原因となる疾患を正しく究明する事が治療のポイントです。「眩しい」以外の症状に注意して、眼科での診察を受けて下さい。

目は他の臓器と同様に、古くなった細胞を入れ替える、代謝活動を行っています。朝、目覚めた時に少量の目やにが、目尻や目頭に生じるのは正常な代謝活動の結果です。一方で、細菌やウィルスによる感染、花粉症などのアレルギー症状の結果として発生する目やには、黄緑色であったり、粘り気があったりします。

目の代謝活動によって、角膜や結膜からは古い細胞が脱落しますが、眼脂(がんし)という分泌物がこれらをくるんで、排出する働きをしており、それが目やにとなります。

ところが、細菌やウィルスなどの異物が目に入った場合は、白血球による免疫反応として、目やにが出るのですが、この時は異物と戦った白血球が目やにに混入しています。これらの普通ではない目やにが出た時は、中に細菌などが混じっている事が考えられますので、清潔な綿棒などで拭き取り、手は石けんで洗って下さい。目には抗菌作用のある点眼液をさすと良いでしょう。

飛蚊症とは、文字通り、目の前を蚊が飛んでいるように見える病気です。見えるのは、黒い点や虫のようなもの、場合によっては薄い雲のようなものが視界に入る事もあります。目を動かすと、それらが移動して見えたりします。加齢による生理的なものがほとんどですので、心配は要りませんが、中には治療を要する病的なものもあります。網膜剥離などの重篤な疾患が隠れている場合も考えられます。

目の中の硝子体には、透明なゼリー状の水分が99%以上詰まっていますが、一部線維が含まれています。この線維は加齢に伴って、水分とは分離し、塊となって眼球内を浮遊する事があります。これが飛蚊症の正体です。それ自体は病気ではありません。完全に消える事はありませんが、慣れてくればほとんど気にならなくなります。

但し、一部ですが網膜が剥がれる網膜剥離や、網膜に孔が開く網膜裂孔といったリスクの高い疾患を伴っている場合があります。又、高血圧や糖尿病による硝子体出血の場合にも飛蚊症のような見え方をする事があります。黒い点の量や範囲が増えた、稲妻のような光が見えた、視野の一部に欠落がある、こんな症状を自覚した場合には、直ちに眼科での診察を受けて下さい。

適切なメガネやコンタクトレンズを使用しないと眼精疲労やドライアイ、視力低下につながります。
また、コンタクトレンズは目にとっては異物ですから、適切なコンタクトレンズを装用し、正しいケアを行わないと障害が起こりやすくなります。コンタクトレンズを使用している方は異常がなくても、3ヶ月程度に1度は眼科で定期検査を受けることを受けることをお勧めします。もしトラブルが起こった場合は、コンタクトレンズを外して、できるだけ早く受診してください。

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